自由で、特別なサウナ体験を、結城の町で。旧呉服店の庭に佇む蔵『KURA SAUNA』。
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自由で、特別なサウナ体験を、結城の町で。旧呉服店の庭に佇む蔵『KURA SAUNA』。

 『より自由で、より特別な、サウナ体験』をテーマに、茨城県結城市にて2021年5月にオープンした『KURA SAUNA』。ここでは、築90年を超える旧呉服店の庭にたたずむひとつの「蔵」をリノベーションして作られたという『KURA SAUNA』の魅力をご紹介します。終始『結城の町で良かった』と話してくれた同店オーナーの早川さんに、インタビュー形式でお話をうかがいました。

全国に3つしかない、「蔵 × サウナ」の掛け合わせ

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早川修平さん 株式会社ジョン・ゴーマン 代表取締役 / 結城市地域おこし協力隊
1992年栃木県出身。同志社大学卒業後、同大学事務職員を経て、2021年4月より地域おこし協力隊に就任。好きなサウナは混んでいないサウナ。

 『サウナは全国に数多くあるけれど、蔵とサウナを掛け合わせた場所は全国にたったの3つしかないんですよ。自分たちでも「いやー、珍しいよね」といつも話しています(笑)』

 にこやかな笑顔を見せながらそう話すのは、ここ『KURA SAUNA』を運営している早川 修平さん。もともとは一人の「サウナファン」だった彼が実際に自らサウナを経営するまでの変遷をうかがいます。

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なかなか他に類をみない、「蔵」を利活用したサウナ。重厚な戸を開ければ、「会津屋呉服店」の文字がドーンと目の前に現れます。これはかなりのインパクト……。

早川さん:なぜか蔵って、一般的に「サウナに向いていそう」と思われることが多いんですよね。たしかに、大きくて重たい扉があったり、密室だったり、そう思うのも理解できるんですが。ただ、実は全然向いていないんです。まずもって、熱を閉じ込めることができなくて。

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早川さん:岡山県にある、蔵とサウナを組み合わせた施設を訪れたことがあって。その際に「蔵とサウナはまったく向いていない」ということを知りました。そこで、この『KURA SAUNA』を設計する際には、しっかりと断熱材を入れることで熱の遮断性を高めることを意識しましたね。結果、しっかり「サウナ」として成立する場所が出来上がりました。

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早川さん:それに加えて、水風呂にはもともと引いてあった井戸水を使っているのもポイントのひとつです。綺麗で冷たい結城の水を使うことで、より満足していただけるものになっていると思いますよ。

透き通るほどに綺麗な井戸水を勢いよく出しているのは、結城の名産品である「桐箪笥(きりだんす)」なのでしょう。特有のレトロな意匠が見えているのがわかります。きっと、こういったものを真の「利活用」と呼ぶのだろうなぁと感じさせてくれるポイントでした。

“彼らがいたから、ここまで来られた”

ーーそもそも早川さんが『KURA SAUNA』を立ち上げることになったのは、どんなきっかけからだったのでしょうか?

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早川さん:2019年頃から、いま一緒に『KURA SAUNA』を運営しているパートナーの森とともに「サウナ、やりたいよね」と話していたんです。そもそも「結城の街でやりたい」や「蔵を改築してサウナをやりたい」といった考えはなく、単純に「サウナを自分たちで運営してみたい」という気持ちでした。

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早川さん:そもそもサウナが好きだったんですよね、二人とも。ファンだったんです。それがいつしか「自分たちでも作れるんじゃないか?」と思うようになって。物件を探していくなかで、本当にたまたま結城の町にたどり着いて。

ーーきっかけは、たまたまだったんですね。

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早川さん:もともとは、結城の町にある銭湯の物件を探していて。不動産会社に問い合わせたところ、なぜか『yuinowa』の野口さんと飯野さんが出てきてくれたんです。「え、不動産の方じゃないの!?」ってびっくりしたのを今でも覚えていますよ(笑)。

ーーそんな経緯が……(笑)。

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早川さん:ただ、いま胸を張って言えるのは、『yuinowa』の野口さんと飯野さんに出会わなければ、きっと僕らは結城市でサウナをやっていなかったと思います。ものすごく丁寧に結城の町について説明してくれたんですよ。初めて会ったにもかかわらず。僕らはいわゆる「ビジネス」をやったことがなく、正直とても怖かったんです。どんなふうに進めていったか良いか、右も左もわからなかった。そんな僕らに対して、お二人はすごく優しく、詳しくなんでも相談に乗ってくれて。

ーーなるほど。野口さんと飯野さんがいてくれたから、というか。

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早川さん:お二人の存在は、ものすごく大きかったですね。いざ『KURA SAUNA』を立ち上げた際にも、近隣の挨拶回りに付き合ってくれたり。それがきっかけで、結城の町に少しずつ溶け込むことができたと思っています。

近隣のとあるおそば屋さんが「サウナに出前置いてよ!」なんて言ってくれたり、僕らのお店で近隣のジェラート屋さんのアイスを取り扱ったり。町ぐるみで、みんなが肩を組んでいるような感じがしますね。もちろん野口さんと飯野さんの存在もありますが、そもそも結城の町自体に、そんなムードが漂っているような気がしています。

「自由で特別なサウナ」であるために

ーーここまでは『KURA SAUNA』が出来た経緯に話していただきましたが、ここからは『KURA SAUNA』の魅力や特徴について伺っていきます。ずばり、魅力はどんなところにあるのでしょうか?

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早川さん:僕らは、常にみなさんにとっての「自由で特別なサウナ」でありたいと思っていて。

ーー自由で、特別なサウナ、ですか。

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早川さん:実は『KURA SAUNA』に来てくださるお客さまの多くは、あまりサウナに馴染みのない方々なんです。また、最近サウナを好きになった方だったり、いわゆる「初心者」の方が多いんですよね。僕たちは、そんな方々にサウナの魅力を伝えていきたいと思っていて。

ーーほうほう。

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早川さん:『KURA SAUNA』のような「サウナ専用施設」に来たことがない人に、サウナの魅力をしっかりと伝えていくことを意識しています。「初歩的なことをお伝えできる場所」としてあれたら良いなぁ、と。だからこそ、『KURA SAUNA』には厳しい決まりもなければ、お願いごともほとんどありません。よくある “ローカルルール” のようなもの、例えば「サウナ室ではタオルを下に敷かなければならない」や「ここのエリアで話してはいけない」といったようなルールがないんです。

ーー自由であることを認める、というか。

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早川さん:まさにそうですね。みなさんが自由に『KURA SAUNA』を楽しんでくださって、ゆくゆくはサウナ自体を好きになってくれたら良いなぁと思います。結城の町でサウナの文化をみなさまにお伝えした結果、「サウナって楽しいんだ!」であったり、「結城市っていい町だなぁ」と思ってもらえたら、それが一番うれしいです。

 だからこそ、サウナの機能だけでなく、近隣のお店が取り扱っている商品などを積極的に『KURA SAUNA』に置いているんですよね。みんなで「結城」というひとつの神輿を担ぎながら、町ぐるみで楽しんで行けたら良いな、って。

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早川さん:それに、僕らがこれまでしてきてもらったように、新しく結城の町に来てくれる方々のことも応援していきたい。みんなで一緒になって楽しめたら、それはとても素敵なことだと思います。結城って、良い町ですよ。本当に。

【取材先情報】
『KURA SAUNA』
〒307-0001 茨城県結城市結城183
 ※JR水戸線結城駅北口より徒歩8分
https://dorianhead.wixsite.com/kurasauna

・プライベートデー
完全貸切(一棟1セッション)利用のみ
〇利用日:毎週(土)(日)および祝日
〇料金:8,000円/名
〇最低利用人数:2名以上
〇内容:・1セッションサウナ貸し切り利用
    ・お食事(サウナ飯)
    ・ワンドリンク
    ・休憩

・パブリックデー
他のお客様との相席利用のみ
〇利用日:毎週(水)(木)(金)
〇料金:2,000円/名
〇最低利用人数:1名以上
〇内容:1セッションサウナ利用
ここは古き良き城下街の風情が色濃く残る街・茨城県結城市に眠る『古民家』の可能性を探る研究所。 個性豊かな古民家や、古民家利活用事例をご紹介しながら、新たな活用方法を、あなたと一緒に探ります。 『自分の好きを形にしたい』 そんなあなたのチャレンジのキッカケになりますように。