「特別なもの」がないからこそ、等身大な「家族の暮らし」が見えてくる。やさしくあったかい和の平屋。
働き方も、暮らし方も、日々さまざまな新しい形が出てきます。
テレワークにオンラインミーティング、アドレスホッパーにデュアルライフ………。
もちろん、新しいものがすべて悪いとは言えません。新たな選択肢がうまれることで、きっと社会はより便利になっていくはず。ただ、このおうちに出会った際には、どれほど先進な概念をも超えるような「ふつうの家族の暮らし」が見えてきたんです。それがとっても美しくて、いとおしくて。
ドアを開けた先にあるのは、ちょっと高めに取り付けられた玄関と、靴棚。いたってシンプルで、どこか “おばあちゃんのおうち” が想像できるような、ほっこりとしたあたたかさがあります。玄関に靴を脱ぎ捨てて、「おばあちゃーん!」とバタバタ走って駆け寄ったあの頃が思い出されるような。
ほら。何かが見えてきませんか? いまは何もない四畳半の空間なのだけれど、ここにこたつを置いて、家族揃って笑いながらテレビを観ていたあのシーン。とにもかくにも「懐かしさ」を覚えてしまいます。
奥に見える木の床は、大家さんが張り替えてくださったのだそう。これから始まるであろう新たな暮らしに花を添えて。こういうところも、なんだかうれしいですよね。
キッチン、お風呂、トイレをつなぐ床は、すべて段差が無いバリアフリーの仕様になっていて。これなら小さなお子さんがいる家族にも安心。やさしさって、こんな小さなところにも表れるんです。
ちょっと「懐かしむ気持ち」がすぎてしまうかもしれないけれど、昔見てきたお母さんの後ろ姿って、いつもここだったような気がします。トントン、コトコト、ジュージュー。そこにはいつも、おいしいご飯を作ってくれるお母さんがいたような。母の背中が想像できるキッチン、とでも言いましょうか。とっても素敵。
生活に欠かせない水回り、お風呂やトイレはすっかりピカピカに。大家さんのこまめなお気遣いがうかがえます。
おおきな窓から、庭を通ってあたたかな光が差し込むお部屋。のんびりとした、気取らない等身大な「暮らし」が香ってくるようです。お子さんが小さい頃は、このお部屋で絵本の読み聞かせをしてみたり。みんなで揃って布団を敷いて、寝転がりながら今日一日の楽しかったことを話したり。なんだか、心の奥がじんわりあったかくなってしまいますね。
目新しいものはひとつもなくて、でもそれが、妙にいとおしくて。まるで “ふるさと” のようなぬくもりあふれる空気が流れています。このおうちで過ごすのんびりとした時間はきっと、お子さんが大人になっても忘れないだろうなぁ、なんて考えてしまいますね。
「懐かしさを感じる家」というのは、実に素敵なものだと思います。きっとそれは、「古き良きもの」を重んじる結城の街だからこそ、歴史と文化が息づく街だからこそ、こうして成り立つものなのだろうなぁと。
『女性の就業率が全国平均よりも高い』と言われ、「子育て支援」も厚い結城市は、家族で暮らすにはもってこいの場所。「家族の暮らしをそっと支えてくれるおうち」を、ぜひ結城の街で。様々な意味で “あったかいおうち” になりそうです。
<物件情報>
・間取り:一階建て平屋 / 二部屋+バス・トイレ
・築年数:35年
・面積:約15坪
・賃料:オーナーさん要相談
・所在地:JR水戸線結城駅徒歩15分
※物件の空き状況は流動的となりますことをご了承ください。
※利活用の目的等により使用可否は要相談となりますことをご了承ください。
<本物件に関するお問い合わせ先>
結城市役所 企画政策課
kikaku@city.yuki.lg.jp
※お問い合わせ内容を確認の上担当者よりご連絡をさせていただきます。
Edited by 三浦 希
Photo by 塚本 直純