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#活用事例 記事まとめ

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YUILABOでご紹介した「古民家活用事例」をまとめています。
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記事一覧

テーマは、特に決めない。ひとつの “居場所” として、さまざまな可能性が広がっていく物件。

テーマは、特に決めない。ひとつの “居場所” として、さまざまな可能性が広がっていく物件。

“空き店舗利活用” とは一口に言えど、特段明らかな「目的」がなくったって、きっと素敵だと思うのです。

今回ご紹介する空き店舗利活用物件は、結城市役所の職員である小貫さんが、仲間とともに作り上げようとしている“居場所” 。

「 “プレイスメイキング”っていうと少し大袈裟ですが、そんな感じですね。仲間を集めて、ここにどんな場所があったら面白いかを話し合って、実際に自分たちの手で創り出してしまおうと

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宿泊施設づくりを通じて、みんなで肩を組み、結城を盛り上げていく。建築家・飯野勝智さんと商工会議所・野口純一さんの挑戦

宿泊施設づくりを通じて、みんなで肩を組み、結城を盛り上げていく。建築家・飯野勝智さんと商工会議所・野口純一さんの挑戦

結城の街に、 新たな “宿泊施設” が誕生することになりました。

七代続く左官屋の息子として結城に生まれ育ち、建築家の飯野勝智さん。そして、アパレル業界から商工会議所へと活動のフィールドを急展開させた、野口純一さん。この二人が肩を組み活動を始動してから14年、結城の街に次なるチャレンジとして、フレッシュな風とあたたかなつながりを生むための “宿泊施設” を作っています。

その舞台となったのは、

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わかりやすくは、なくったって。陶芸家・安井ちさとさんが想う、結城の魅力とは

わかりやすくは、なくったって。陶芸家・安井ちさとさんが想う、結城の魅力とは

「間(あわい)」という言葉をご存知でしょうか。それは「あいだ」とも読める日本語。隙間、絶え間、ものとものとを隔てる空間などを意味する言葉です。

今回取材させていただいた陶芸家・安井ちさとさんは、きっと、“間(あわい)” を愛する人なのだと思います。大学生の頃から陶芸を学び、2015年にはご自身初となる個展「カワヲ辿る」を開き、陶芸家としてデビュー。2018年にご家族とともに結城市へ移住してきたの

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目指したのは、“みんなが楽しめるテーマパーク”。古民家を改装してつくられたトレーニングスタジオ 『YUI-ONE』

目指したのは、“みんなが楽しめるテーマパーク”。古民家を改装してつくられたトレーニングスタジオ 『YUI-ONE』

あらためて、“古民家利活用” にはさまざまなカタチがあるのだなぁ、と実感しました。今回ご紹介するのは、結城駅北口から徒歩7分ほどの場所に位置する古民家スタジオ『YUI-ONE』です。

人が暮らすための住居や、物販を行うお店、飲食店などのために古民家を利活用する事例には、これまで幾度となく出会ってきました。が、パーソナルトレーニングやヨガ、ボディメイクなどをおこなうための “スタジオ” として古民

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人と人がゆるやかな形でつながっていく。
友人母宅を改装して生まれた、優しい光であふれるスペース。『+cafe うぐいす』

人と人がゆるやかな形でつながっていく。 友人母宅を改装して生まれた、優しい光であふれるスペース。『+cafe うぐいす』

身の回りの方々による後押しが、お店をやさしく支えてくれた

 茨城県・結城駅から3kmほど、ずらり連なる畑や農場を横目に進んで行った先にひっそりと佇む一軒のカフェが。名前は『+cafe うぐいす』。トタン壁に貼り付けられた可愛らしいうぐいすのモチーフが目印です。初めての方は、くれぐれも見逃さないよう気をつけてくださいね。

 一見シンプルなその建物は、まるで「住居」のような外観。まさにお家のようで

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自由で、特別なサウナ体験を、結城の町で。旧呉服店の庭に佇む蔵『KURA SAUNA』。

自由で、特別なサウナ体験を、結城の町で。旧呉服店の庭に佇む蔵『KURA SAUNA』。

 『より自由で、より特別な、サウナ体験』をテーマに、茨城県結城市にて2021年5月にオープンした『KURA SAUNA』。ここでは、築90年を超える旧呉服店の庭にたたずむひとつの「蔵」をリノベーションして作られたという『KURA SAUNA』の魅力をご紹介します。終始『結城の町で良かった』と話してくれた同店オーナーの早川さんに、インタビュー形式でお話をうかがいました。

全国に3つしかない、「蔵

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なるべく、ゆったり休んでほしいから。みんなのための憩いの場『お休み処 ふじの蔵』

なるべく、ゆったり休んでほしいから。みんなのための憩いの場『お休み処 ふじの蔵』

“お休み処” という概念と存在を、結城の街ではじめて知りました。今回ご紹介するのは、結城駅から徒歩12分ほどの場所に位置する『お休み処 ふじの蔵』です。遥か昔、明治20年代に建てられたという蔵を利活用してつくられたこちらの施設を運営する斉藤さんに、“お休み処” としてのあり方の魅力や歴史、活用方法などをうかがいました。

11年前に『お休み処』となった、ひとつの古い古い蔵

「クラシカル」といった

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変わらず、続ける。みんなのための「ふつうのおいしい」を目指して 『ぱんや ムムス』

変わらず、続ける。みんなのための「ふつうのおいしい」を目指して 『ぱんや ムムス』

結城の街に吹く穏やかな小麦の香りは、きっと、このお店から流れてくるのでした。

結城駅から歩くこと、20分。いくつものお店が集まる駅前とは少し雰囲気の違った、のどかな自然あふれる場所に、そのお店があります。名前は『ぱんや ムムス』。

“穀物、水、たまごや乳製品
自然からの頂きものを
ここに来てくれたことを
ありがとうと、パンを焼く。

みなさまの毎日のすみっこに
寄り添えることのできる、
そんな

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築40年の古民家に、夢とこだわりをいっぱい詰め込んで。自然とともに変化していく「家族の暮らし」とは。

築40年の古民家に、夢とこだわりをいっぱい詰め込んで。自然とともに変化していく「家族の暮らし」とは。

 家族の暮らしを支える、「家」の存在。歴史の経過とともにそのあり方は変わっていくもので、たとえばそれは「欧米風のマンション」であったり、「和風の一軒家」であったり。場所や風土によって変化・進化してきました。

 ここでは、結城のとある空き家を利活用して暮らすことを決めた、奥澤さん一家をご紹介。日々の暮らしを支える「古民家」ならではの利点や魅力にせまります。

「古いもの」への想いが、この家を選んだ

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糸と糸を結うように、つながって、はたらいて、はぐくんで。築90年以上の呉服店を利活用したシェアスペース『Coworking & Cafe yuinowa』

糸と糸を結うように、つながって、はたらいて、はぐくんで。築90年以上の呉服店を利活用したシェアスペース『Coworking & Cafe yuinowa』



 『仕事をする、くつろぐ、学ぶ、参加する』をテーマに、人と人が出会って結ばれ繋がるための拠点を目指すシェアスペース『yuinowa』。結城の街に集うさまざまな方々の “ハブ” として、数々の健やかなつながりを生み出しています。

 築90年以上の呉服屋さんをリノベーションし利活用しているという『yuinowa』とは、はたしてどのようなスペースなのか。どんなポイントが人々を惹きつけているのか。こ

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50年手付かずの空き家から、
ゆったりとした “結城時間” が感じられる場所へ。『御料理屋 kokyu.』

50年手付かずの空き家から、 ゆったりとした “結城時間” が感じられる場所へ。『御料理屋 kokyu.』

「結城の街でやりたい」から生まれた、とある空き家との出会い

 『この店には、僕の純粋な「やりたい」という気持ちが一杯に詰まってるんです。僕の故郷だ、というのもあって。思い入れにあふれた街と店なんですよね』

 2013年の春、自身の生まれの地・茨城県結城市にオープンした『御料理屋 kokyu.』の店主、北條恭司さんが語ってくれました。なんでもこちらのお店は、彼が小学生だった頃の通学路にあったとい

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